やじきた道中 てれすこ
     
プロデューサー 渡辺敦さん (高17)


   いよいよ本日 11月10日(土)公開の やじきた道中 『てれすこ』
  TVで予告も放映されていますが、8月に観させて頂いた試写会が
  思い起こされ、もう一度観ることができるかと思うとワクワクしています。
  中村勘三郎(耶次郎兵衛)、柄本明(喜多八)、小泉今日子(花魁
  お喜乃)が繰り広げる珍道中の時代劇。
  「てれすこ」「狸賽
(たぬさい)」「野晒し(のざらし)」「笠碁(かさご)
  「お茶汲み」「万金丹
(まんきんたん)」といった古典落語をモチーフに
  ているという 『てれすこ』について、
『しゃべれども しゃべれども』
  に引き続き、プロデューサーの渡辺さんにメールで お話をお伺い
  しました。


中村勘三郎さんの46年ぶりの主演映画だとか、下北沢の飲み屋さんで勘三郎さんと柄本明さんが飲んで
いるところに偶然平山監督がやってきて・・・云々というお話はマスコミでも取り上げられていますが、
プロデューサーサイドからみた今回の作品が映画化されたいきさつを教えて下さい。

 

 平山幸秀監督「学校の怪談T・U・W」シリーズで大ヒットを飛ばして有名になった監督です。
小学校に色々な「お化け」が出没するお話で、子供達の夢を映像化したわけです。
ここで活躍したのがCG(コンピューター・グラピックス)を初めとするSFX(特殊視覚効果技術)の映像でした。
当時の最先端技術をく駆使し、新技法にチャレンジして見事な映画が出来たわけです。

平山組のスタッフは現在の日本映画界のSFX技術の先端を今でも走っています。
例えば今公開中の「三丁目の夕日」シリーズは監督は違いますが同じスタッフです。
7年前に平山監督と新企画の方向を話し合った時に、次は「さりげなくCG映像を駆使した、ドラマ主体の
映画」
という方向が出てきました。
「観客には何処でSFX技術を使用したか解からないほど嬉しい」というCG売りではない方向です。
「それにはやっぱり時代劇だな〜」と言う事から『やじきた道中・てれすこ』という喜劇の時代劇企画が
生まれました。
私と監督とは、以前からシチュエーション・コメデーが共通のテーマだったからです。

「さりげなくCG」ですか、確かにCGを駆使したという印象は、全く無かったです。
やられた〜という感じですね(笑)
では、映画のみどころ、ぜひ見逃さないでほしいところはどのあたりですか?

品川から沼津へのロード・ムービーですが、静岡県内の撮影シーンは2箇所しかありません。
1箇所は後半での箱根の関所近くの、ご存知杉並木旧街道です。
もう一箇所は箱根の温泉シーンのあと、小泉今日子さんが二人と別れて故郷に帰る途中、
地回りに捕まるシーンです。
美しいススキの草原は、富士の裾野の富士宮側の「朝霧高原」です。楽しみに見てください。

2箇所とも印象的なシーンですね。
ところで、渡辺さんもエキストラでご出演されているそうですが、どのあたりですか?

分からない様に出ているので紹介できません。

目立ってしまっては、エキストラ失格ですからね。ヒントは花魁お喜乃のいる
遊郭の廊下ですね。カツラがよくお似合いになったとか(笑)
他にメッセージがありましたら、お願い致します。

今までの多くの時代劇は、京都の撮影場を中心にした関西近辺のロケー
ション撮影で、見慣れた風景ばかりです。
この映画は、あえて東宝撮影所のセット撮影にして、ロケーションは関東
地方中心
に、遠くは岩手の遠野から岐阜・長野まで足を伸ばして秋期の
風景を撮影しました。
いままでの時代劇ではあまり無い、美しい日本の秋風景が撮影出来たと
思います。
 
 また主役三人(中村・柄本・小泉)の掛け合い芝居は絶品です。
他の登場人物の配役も、芸達者な俳優さんたちに出ていただきました。
個性豊かな絶妙な芝居を愉しんで下さい。

小泉今日子さんは中村勘三郎さんのご指名だそうですね。笹野高史さんは親子でのご出演ですし、ホント
皆様味のある方々ばかりで、大きな猫やかわいらしい狸の登場で、動物好きの方も大満足だと思います。
個人的には冒頭部分がツボだったので、ぜひ遅れないよう劇場入りして頂きたいです。
では、ご協力本当にありがとうございました。


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